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新しい痴呆ケアメッセージ10

いつでもどこでもなじみの関係作りを




認知症(痴呆)が進むにつれて、人の名前だけでなく、
存在そのものがわからなくなっっていきます。
毎日会って、こちらがわかっているつもりでも、
本人にはわかりません。
大切な家族さえわからなくなっていきます。
町の人や医師。わからない人だらけです。



そばにいる人がわからない。知らない人がいる。
緊張が走ります。
それが寝室やトイレ、お風呂場だったら。
いつもの場所で恐怖に陥ります。



この人ならわかる。そんななじみの関係になることが、
安心を生み出すための第一歩です。
関係ができていないのに、そばにいたり、ましてや手出しをしたら、本人は拒否したり、場合によっては、抵抗や妄想が作り出されてしまいます。
本人にとってなじみの人は、暮らしていく上での
頼みの綱です。



長丁場の介護の中で、なじみの人がずっと
関わり続けることは困難です。
でも、しかたがないとあきらめないで。
その人にとってのなじみの関わり方(話し方、接し方など)
を関わる人同士で伝授しあっていきましょう。



いつもいっしょにいるからといって、
なじみと思ってもらえるわけではありません。
言葉はもちろん、まなざしや態度もやさしく。
そして、決して急がせないで。
「ふーっ」と肩の力を抜きましょう。
本人が、どんなにほっとすることでしょう。



すぐに忘れてしまうのが認知症です。
出会いの度、向き合う度に、この人は大丈夫、そんな感触をもってもらえるような、一瞬一瞬の関わりが大切になります。
すべての場面では、たとえプロ(専門職)でも困難です。
本人が、目覚めた時、不安になりやすい時間帯や場面、
眠りに落ちる前、そんなポイントではしっかりと。

高齢者痴呆介護研究・研修東京センターケアマネジメント推進室