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| 2005/1/15 |
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井形 昭弘
中央検討委員会
委員長
名古屋学芸大学 大学長 |
1)これからの認知症ケア
認知症(痴呆)の研究は進んでいます。長寿科学研究者を対象に行ったアンケート調査結果でも2013年に解明されるとあり、もしその頃に予防、治療可能となれば、現在の介護システムは根本から変わる筈で、そうなることを切望しています。かつて亡国病と云われた脚気、結核、梅毒は何れも制圧されており、現在の夥しい分子生物学的なデータから見れば、近い将来認知症が解決することも夢ではありません。
しかし、それを漫然と待っている訳には行きません。今のまま推移すれば認知症の方は予想以上に増加して行き、それなりの新しい対策は緊急の課題です。
従来の認知症ケアは健康な人から見た認知症の視点で構築されており、ともすれば偏見で見られがちでした。これからは認知症の方も一人の重要な社会の構成員であるとの視点が求められています。その意味では従来の父権主義的な管理体制から自立支援に向けての新しい体制が不可欠でしょう。また、多くの方が在宅で過ごしている以上、地域全体で支えるケア体制が求められています。
2)センター方式の活用
センター方式は利用者や家族の主張、希望を取り入れて行うアセスメントシステムであり、質的な検討と共に、評価や経過判定、異なる利用者群の比較が容易に出来るよう定量的な概念を取り入れており、従来と比べて画期的なものと思います。施設内のみならず、在宅、地域でのケアと云う視点も込められています。その意味では、認知症対策を180度転換しようとする意気込みが見られると云えましょう。これにケアを担当する皆さんの理想や意見を加えて世界に誇るケア体制を作って行くのが、理想的な未来社会構造へ向けての最善の道と思います。モデル事業でも高い評価が得られています。
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